カゴヤ・ジャパンは8月31日、メールサービスを提供する「メールプラン」において、セキュリティ強化の第3弾として、「送信ドメイン認証(DKIM)」でのメール送信機能を提供開始すると発表した。

同社は「メールプラン」において、送信ドメイン認証技術への対応やメール経路の暗号化などのセキュリティ強化を順次実施しており、2021年3月、第1弾として「メールプラン」をリニューアルした。対象プランは「専用タイプR2s」と「エンタープライズR2s」。

2021年7月には、第2弾として、「接続元IPアドレス制限」「ブルートフォースアタック対策設定」の2つの機能を追加した。

第3弾で提供するDKIM(DomainKeys Identified Mail)は、メール受信時に、送信者情報のドメインが正しいものかどうかを検証することができる仕組みの一つで、なりすましチェックに加えメールの改ざん検知にも有効。

現在のメール送信においては、送信者情報を詐称することが可能で、実際、多くの迷惑メールは他のアドレスになりすまして送られている。そこで、送信者情報を詐称しているメールを判定するためにDKIMという送信ドメイン認証技術を使用する。

  • 送信ドメイン認証(DKIM)送信の仕組み

これまでも「送信ドメイン認証(DKIM)」での受信には対応していたが、今回、送信にも対応したことにより、ユーザーはコントロールパネルからあらかじめドメインキーを登録しておくだけで、対象ドメインからの送信メールにDKIM署名を付与することができるようになった。

「メールプラン」の料金は以下の通り。

  • 「メールプラン」の料金