東京海上日動火災保険と東京海上ディーアール(TdR)は7月29日、災害体験AR(Augmented Reality)を共同開発したことを発表した。同サービスはスマートフォンやタブレット端末のカメラを通じて、水災害発生時の浸水や土砂災害の状況を可視化するもの。

  • 災害体験ARの画面イメージ

2019年の台風15号や2020年7月の九州地方の豪雨など、近年全国的に自然災害によって甚大な被害がもたらされている。東京海上日動火災保険株は、激甚化・頻発化する水災害の被害を最小限に抑えるために、災害を自分ごととして捉えて防災意識を高めていくことが重要だとしている。

そこで両社は、自然災害のリスクを可視化し有事の際の適切な行動を促すために、同ソリューションを開発した。TdRが全国から収集した国管理河川の想定浸水深を地理情報システム(GIS)上で集約し、同社独自のハザードマップ情報と連携しているとのことだ。

同サービスでは日本全国を対象として、1000年に1度規模の降雨と100年から200年に1度程度の降雨をそれぞれAR体験できる。さらに、日本の企業が多く進出しているタイの災害状況可視化にも対応している。

同サービスは小学生の防災ツールや、自治体および企業と連携して住民への注意喚起として提供される予定である。将来的にはスマートシティでの活用も見込んでいるとのことだ。