TISは7月8日、5Gなど新技術の研究や実証のための共創型ラボ「TIS DIGITAL Innovation Center」を同社の豊洲オフィス(東京都江東区)内に新設したと発表した。同ラボでは、5GやVR(仮想現実)技術、AI(人工知能)といったデジタル技術を体感するショールームも公開している。

  • 「TIS DIGITAL Innovation Center」ショールーム

TISでは、今後社会実装が進むといわれるSub-6、スタンドアロン(SA)構成の5Gを活用できる検証環境を整備すべく、2020年度よりローカル5G基地局の立ち上げを進め、2021年4月に総務省よりローカル5G無線免許を取得している。

同社が新設した「TIS DIGITAL Innovation Center」は、5Gなどのワイヤレス技術、AI・XRなどの最新技術を活用した新規事業・ビジネスの実証・検証できる共創型ラボ。オフィス内にローカル5Gの基地局を設置し、ローカル5Gのインフラ環境を利用できるほか、AI、XR、IoT(モノのインターネット)などを活用できる環境を提供する。5Gを使ったAIによる画像分析、大容量XRコンテンツのリアルタイム配信といった複数要素技術を組み合わせた研究・実証ができるラボを目指す。

  • 「TIS DIGITAL Innovation Center」展示コンテンツ