KDDIは7月6日、動画配信プラットフォーム「OPENREC.tv」を提供するCyberZと新たなゲーム配信・視聴体験の提供に向け業務提携契約を結んだと発表した。同提携により、相互の顧客基盤を活用したゲーム人口拡大に向けた取り組みを進める。
CyberZの調査によると、ゲーム配信を含む国内ライブ配信事業の市場は、2024年には2400億円規模に成長する見込みだ。同提携により、400万超の「OPENREC.tv」視聴会員数と会員数1500万超を有するKDDIの定額制サービス「auスマートパス」との連携などによる利用者の増加を図る。また、5Gの特性を活かした配信者・視聴者のタイムリーなコミュニケーションの実現や高画質配信のリアルタイム視聴など、新たな配信・視聴体験の創出につなげる。
同提携の第1弾として、auスマートパスプレミアム会員を対象に「OPENREC.tv」の有料会員限定動画を一部公開する。両社は今後、配信者同士が流行のゲーム情報や視聴者からの反応を共有できる企画の実施のほか、5Gスマートフォン、スマートグラスといった視聴デバイスを体験する機会の提供などを通じてゲーム配信を行うためのきっかけ作りも支援していく方針だ。