第一生命保険は5月27日、例年開催している「サラリーマン川柳コンクール」の第34回のベスト10を発表した。今回の応募総数は6万2542句と、前年の5万3194句を大幅に上回った。

今年1月、応募総数の中から全国優秀100句を発表、以降、これらについて、ベスト10を選ぶ投票が行われていた。

今年はコロナ禍で上司と家族の間で板挟みになっているサラリーマンの悲哀をユニークに詠んだ作品がグランプリを獲得。新たな生活様式の1つとして定着したテレワークだが、出社によるストレスは解消されても、新たな問題を生んでいるようだ。

  • 第34回『第一生命サラリーマン川柳コンクール』ベスト10 資料:第一生命保険

そのほか、「Web会議」や「特別定額給付金」をテーマにコロナ禍ならではの出来事をユニークに詠んだ作品、日本中で話題となった人気アニメ『鬼滅の刃』にかけて夫婦の関係性を詠んだ作品もランクインしている。

  • 第34回『第一生命サラリーマン川柳コンクール』ベスト11~100 資料:第一生命保険

そのほか、今回は新世代の通信技術である5Gとかけて、職場の様子をユーモアたっぷりに詠んだ作品が全世代共通でベスト3にランクインし、「うまい!面白い!」といったコメントが寄せられたという。また、夫婦の関係性を人気アニメにかけて詠んだ川柳は 20代~50代共通でベスト3入りしている。妻に頭が上がらない――そんな夫の想いを詠んだ句は世代を超えて多くの共感を集めた。

  • 第34回『第一生命サラリーマン川柳コンクール』年代別ベスト3 資料:第一生命保険