三井不動産とパナソニック システムソリューションズ ジャパンは、2021年3月19日より、日本橋室町三井タワーで三井不動産社員を対象とした、顔認証による「複合機の個人認証」と「無人セルフレジ決済」の実証実験を実施していると発表した。

「複合機の個人認証」の実証実験では、執務室フロアにおいて設置されている複合機の一部とパナソニックの顔認証技術を活用した顔認証機を連携。従来の認証用の個人ICカードは使わず、個人認証を行う。

  • 複合機使用時の顔認証の様子

実証期間は6月末まで。効果として、カード紛失におけるリスクおよび再発行におけるコスト削減、なりすまし抑止(他人によるカードの不正利用の抑止)が期待できるという。

顔認証による「無人セルフレジ決済」の実証実験では、三井不動産グループカフェにおいて既設のセルフレジとパナソニックの顔認証技術を活用した決済端末を設置。実証期間は5月末まで。これにより顔認証による手ぶらでの決済が可能となり、現運用の電子マネー決済と比べて決済操作における所要時間の短縮を目指す。

  • 無人セルフレジ。タッチレス操作パネルを使用して本人確認と決済操作が可能