武田薬品工業は1月21日、米モデルナが開発してきた新型コロナウイルス感染症(COVID-19)向けワクチン候補「TAK-919」の、国内における臨床第1/2相試験を開始したことを発表した。

同試験は、成人被験者200例を対象としてワクチンの安全性および免疫原性を評価するプラセボ対照試験。実施期間は2021年1月~2022年3月までを予定しており、1月21日に最初の被験者に治験薬の投与が行われたという。

なお、厚生労働省は2020年10月にモデルナならびに武田薬品と、ワクチンの開発に成功した場合、2021年上半期中に4000万回分(1人あたり2回接種で2000万人分)の供給を受けるといった契約を取り交わしている。