JPCERTコーディネーションセンター(Japan Computer Emergency Response Team Coordination Center:JPCERT/CC)は10月30日、「Adobe Acrobat および Adobe Acrobat Reader のセキュリティアップデート予告について」において、Adobe AcrobatおよびAdobe Acrobat Readerについて、Adobeが2020年11月3日(米国時間)にアップデートを予定していると伝えた。アップデートはAdobeによって事前予告されたもので、緊急(Critical)または重要(Important)な脆弱性に対処するためと説明されているが、詳細はアップデートのリリース時に公開される予定となっている。
本件に関するAdobeによるセキュリティアドバイザリは以下のページに公開されている。ただし、このアドバイザリの内容はアップデートのリリース時に更新される。
影響を受ける製品およびバージョンは以下の通り。いずれも、Windows版とmacOS版が対象となる。
- Acrobat DC 2020.012.20048以前のバージョン
- Acrobat Reader DC 2020.012.20048以前のバージョン
- Acrobat 2020 2020.001.30005以前のバージョン
- Acrobat Reader 2020 2020.001.30005以前のバージョン
- Acrobat 2017 2017.011.30175以前のバージョン
- Acrobat Reader 2017 2017.011.30175以前のバージョン
いずれも、アップデートの優先度は3段階中の2番目にランク付けされている。JPCERT/CCでは、アップデートが公開されたら速やかに適用できるように準備しておくことを推奨している。