GitHubは米国時間2020年10月9日、自社サイトを利用するオープンソースプロジェクトから注目するトップ10を公式ブログで紹介した。1番目は「Open Broadcaster Software」。動画キャプチャーや編集、配信などを行うOSS(オープンソースソフトウェア)である。9月末にバージョン26.0をリリースし、Windowsユーザー向けに仮想カメラ機能を導入し、合成した映像を他のアプリケーションで利用可能にした。

  • Windows版OBS(Open Broadcaster Software)

    Windows版OBS(Open Broadcaster Software)

2番目は「GitHub Profile README Generator」。開発者の名前やキャッチフレーズ、ブログなどの情報を入力することで、README.mdに記述する概要を自動生成できる。概要はデモサイトで確認可能だ。

  • GitHub Profile README Generatorのデモサイト

    GitHub Profile README Generatorのデモサイト

3番目は「Open Drone Map」。ドローンで撮影した映像や写真を用いて、3Dモデルの作成などを行うコマンドラインツール。9月下旬にリリースしたバージョン2.0は、Python 3ベースに書き換えられ、パフォーマンスの向上やGPSの位置を上書きするオプションを追加した。簡易的なGUIを用意したWebODMもある。

  • WebDomのデモサイト

    WebDomのデモサイト

4番目から9番目は割愛し、10番目の「Elite Beebasm」を取り上げたい。1980年代の8ビットPCであるBBC Micro向けに開発された同名のゲームをWindows、macOS、Linuxで再現したOSSだ。Windows 10でビルドするには、6502アセンブラのbeebasmやPythonなどが必要となる。

  • Elite Beebasmの実行画面(公式ブログより抜粋)

    Elite Beebasmの実行画面(公式ブログより抜粋)

阿久津良和(Cactus)