ボッシュは9月25日(独時間)、新型コロナウイルス(SRAS-CoV-2)の迅速な検出を目的に、自社のVivalytic分析装置向けに検査結果が39分で出せる迅速検査システム(PCR検査システム)を開発したことを発表した。
同検査システムの感度は98%、特異度は100%としており、同社子会社であるボッシュ ヘルスケア ソリューションズが、独バイオ企業R-Biopharmと協力して開発したとしている。
また、システムの開発は継続して行われており、2020年10月上旬以降は、1つの検査カートリッジで5人分の検体を同時診断することが可能になる予定だという。これにより、1日に160以上の検体を完全自動検査できるようになるとするほか、今後数週間にソフトウェアを最適化することで、陽性判定にかかる時間のさらなる短縮も見込まれるとしている。
なお、同検査システムは現在、欧州で使用可能な状況にあるという。