アストラゼネカはが9月4日、英オックスフォード大学と共同で開発を進めている新型コロナウイルス向けワクチン候補(AZD1222)の日本国内の複数の施設にて、第I/II相臨床試験を開始したことを発表した。
今回の臨床試験は、18歳以上の被験者約250名を対象にして実施されるもので、この治験を通じて、同ワクチンを日本人が摂取した際の安全性と有効性の評価が進められることとなる。
同ワクチンの臨床試験は現在、南アフリカで第I/II相試験を、イギリスで第II/III相試験を、ブラジル・米国で第III相試験が実施されているほか、日本政府との間で開発が順調に進んだ場合、最大1億2000万回分を供給する契約を締結している。