生活の延長線上で無理なくタスクを実践

そして、後藤氏はSUNTORY+の狙いについて「企業の健康経営を無償でサポートし、従業員に対しては手軽に楽しく健康習慣改善を提供すると同時に、当社としては職場への自販機設置・売上増加、ひいては健康飲料ユーザーを創出していくことで、3者がWin-Win-Winとなる姿を目指すものです」と話す。

  • 企業、従業員、サントリーの3者がWin-Win-Winを目指す

    企業、従業員、サントリーの3者がWin-Win-Winを目指す

アプリの特徴は「無料」「生活習慣病対策」「超低ハードル」の3点だ。アプリをダウンロードし、リスクチェックでアンケートに回答した上で未来のリスク判定を行い、おすすめのタスクを提案する。

  • 「SUNTORY+」の概要

    「SUNTORY+」の概要

  • リスクに合わせた健康タスクをおすすめしてくれる

    リスクに合わせた健康タスクをおすすめしてくれる

タスクは体脂肪対策、血圧対策、コレステロール対策、血糖対策の生活習慣病の4領域をカバーし「朝起きて水を一杯」「電車の中で立つ」など、低ハードルな内容のタスクが約50種類ほどある。健康タスクは同社の知見に加え、外部の専門機関で筑波大学初のヘルスケアコンサルティングであるTsukuba Health Frontier(THF)の田中喜代次名誉教授が監修している。

  • タスクの例

    タスクの例

アプリをダウンロードした時点でクーポンが得られ、1週間に3回タスクを行えば(自己申告)くじ引きで職場の専用自販機の商品と引き換えができる無料クーポン、もしくは同自販機で利用できるポイント(空くじがない、ポイントが貯まれば利用できる)を得られる。

同氏は「自分がやりやすいタスクを選択してもらい、いつもの生活の延長線上で無理なく実践してもらいます。さらに、健康行動の見える化や、内発的動機付け(ほめる、トリビア)、飲料クーポンを付与し、専用自販機であるGREEN+のQRコード読込専用端末で簡単に引き換えを可能とするなど、継続したくなるような“仕掛け”を用意しています。アプリを利用すれば飲料が当選し、自販機で健康飲料と交換、そしてまたアプリを利用するというサイクルを回すことで、習慣化されていきます」と説く。

  • 見える化や内発的動機付けで継続したくなる仕掛けを用意した

    見える化や内発的動機付けで継続したくなる仕掛けを用意した

  • タスクをチェックしている様子

    タスクをチェックしている様子

  • アプリ、自販機、健康飲料のサイクルにより継続・習慣化できるという

    アプリ、自販機、健康飲料のサイクルにより継続・習慣化できるという