記事広告のメリット

次に、記事広告のメリットについて説明します。以下の3点のメリットを知っておくとよいでしょう。

1.記事広告単体で理解を伴った認知を得られる

記事広告の情報量はとても多く、記事単体で、商品を認知させ、興味を引き、購入に至るまでの一連のストーリーを組むことができます。一つのコンテンツだけで、宣伝内容に対する理解を伴った認知を得られる点は、記事広告ならではのメリットです。

2.コミュニケーションスピードが速い

普段から、広告内容と近いイメージの情報を扱うWebメディアに記事広告を掲出した場合、読者が広告記事をクリックしたタイミングではすでに、その読者は記事の情報に「興味を持っている」状態にあります。

通常なら、まず「広告に気づいてもらう」のにひと苦労します。しかし、適当なメディアに広告を設置することができれば、読者の「認知」段階を飛び越し、すぐに記事の内容に触れてもらえます。そのため、コミュニケーションのスピードが速いです。

3.検索上位を狙いやすい

記事広告は、SEO対策がしやすい点もメリットです。掲載するWebメディアがすでにSEOに強いサイトであれば、検索上位を狙いやすくなります。記事がGoogle検索で上位に入るようになると、クリックされる確率が高くなり、より多くの読者に、より長期にわたって情報を届けることができます。

記事広告のデメリット

記事広告の良い点ばかりを説明してきましたが、記事広告にはデメリットも存在します。以下の3点に注意しましょう。

  • 「コスト」とかかれたブロックと電卓の写真

    記事広告のデメリットとは?

広告を出すまでに時間がかかる

記事広告を企画し、作成、掲載するまでの一連の流れには時間がかかります。

記事広告の作成にあたっては、掲載メディアにデザインや文調を合わせる必要がありますし、記事執筆、記事内容の確認や校正などの手間もかかるため、完成までの時間は長めに見積もっておく必要があります。

費用がかかる

記事広告にはそれなりの初期投資が必要です。ライターに記事を発注するとなれば原稿料がかかりますし、場合によってはデザイン費用や撮影費用なども発生します。

媒体イメージに合わせた記事作成にはそれなりの時間がかかり、かかった時間相応の費用もかかることを覚えておきましょう。

広告対象は主に「メディア来訪者」

記事広告の対象者は、主にメディア来訪者に限られます。しっかりとしたSEO対策を行っていれば検索エンジンからの流入も見込めますが、そうでない限りは、検索流入はほとんどないと考えてよいでしょう。

もちろん、SNS広告を活用して記事広告をより多くの人に届ける――といったこともできます。「メディア来訪者に情報を届けるだけでは母数が足りない」「目標数値に届きそうにない」といった場合には、そうした手段も視野に入れておくとよいでしょう。