SCSKとNTTデータは7月16日、コンテナ管理オープンソース・ソフトウェア「Kubernetes(クーべネティス)」環境向けセキュリティ・モニタリング プラットフォーム「Sysdig Secure DevOps Platform(シスディグ セキュア デブオプス プラットフォーム)」のビジネスの推進を2020年6月から開始したと発表した。
「Kubernetes」はLinuxコンテナの運用を自動化するオープンソースのプラットフォーム。「Sysdig Secure DevOps Platform」は、ブラックボックス化した各コンテナ内部のアプリケーションや、「Kubernetes」のリソース状況および健全性、コンテナ間通信をモニタリングして視覚化することで、迅速なトラブルへの対応を可能にするという。
また、コンテナに潜む脆弱性の発見や不正アクセスなど異常検知時のコンテナ制御のほか、「Kubernetes」上でのコマンド履歴をすべて記録可能なことから、サイバーセキュリティにおけるフルフォレンジック(※1)を実現するとしている。
両社は今後、共同セミナーの開催やプロモーション活動を通じて「Sysdig Secure DevOps Platform」の販売を拡大すると同時に、クラウドネイティブ・コンピューティング技術を活用した企業のデジタルトランスフォーメーションの支援を行う方針だ。
(※1)犯罪捜査や内部統制、情報漏えい対策として利用される技術のこと。