クオリティソフトは6月29日、政府、自治体、DMO、企業にむけて、災害発生時の広域アナウンスや避難誘導などに活用するアナウンサードローン」の新型機(型名:QAF-02)の受注を開始すると発表した。価格はオープン価格。
従来の防災スピーカーでの放送では、距離や遮蔽物の有無によって「音声が聞き取りにくい」、「ピンポイントでの放送ができない」という課題があった。同製品は、大型ドローンに搭載しても音声を届けることができる軽量な圧電スピーカーを搭載・実用化したものだという。
また、ドローンに搭載することで上空から音声を届けたい場所にピンポイントでアナウンスできるため、発災時の避難誘導などに活用できる。
さらに日本語の文章から音声データを生成し、29ヵ国語に翻訳してアナウンスを行えるAIアナウンス機能を備えているため、緊急時の誘導や遭難者の捜索などといった増加するインバウンドへの対応も可能としている。また赤外線カメラやズームカメラなど用途に合わせたカメラが選択可能で、遭難者の捜索や夜間の非常時などといった状況でも活用可能だ。