プラススタイルは5月12日、クラウド上でプログラミングできるIoTゲートウェイである「obniz BLEゲートウェイ」を発売した。価格は1万780円(税込)。新製品はBluetooth Low Energy(BLE)を採用するセンサー製品と接続し、多様なデータをobnizのクラウドサービスである「obniz Cloud」で管理可能とするもの。

  • 設置イメージ

同製品は、3軸加速度センサーや赤外線センサー、温湿度センサー、CO2センサー、PM2.5を計測できるエアクオリティモニターなど、多彩なセンサー製品と連携が可能という。対応センサー製品との連携は、obniz Cloud上の設定で実現する。

obniz独自というファームウェアレス技術により、BLEの連携に必要なファームウェアやプログラムはobniz Cloudに集約し、ゲートウェイ自体をプログラムする必要は無いとのこと。デバイスの追加や変更、サービスやキャラクタリスティクスの操作など、ファームウェアの書き換えをせず即座に実行できるとしている。

  • 購入からアプリ作成までの流れ

BLEデバイスの制御は、JavaScript/Node.jsやPythonをobniz Cloud上で記述・設定できるほか、conect.plusの「conect+」との連携も可能。

取得したデータをわかりやすくビジュアライズ可能であり、またデータ確認用のスマートフォンアプリも容易に作成できるという。なお、WebSocketやRESTによるAPI接続が可能で。

obniz Cloudはこのほか、TLS通信やデバイス管理機能、死活監視を標準サービスとして提供する。

ゲートウェイ自体には専用OSのみ書き込んでおり、デバイス接続先データなどを保持していないため、高いセキュリティ性を発揮するという。

BLEデバイス・ゲートウェイの交換や、万が一のゲートウェイ盗難時にも、新たにプログラムし直したり接続設定を変更したりする必要は無いとしている。

個人宅における温度・湿度・空気質の管理に利用できる他、オフィス環境の管理やHACCP(食品衛生管理)、見守りサービスといった法人ニーズにも対応できるという。