アラクサラネットワークスは4月30日、文部科学省が主導する「GIGAスクール構想の実現」に対応した校内ネットワーク・ソリューションの提供を開始すると発表した。同社としては初めてという無線LANに加え、ルータ、LANスイッチ、ネットワーク可視化、運用管理システムなどを含めて校内ネットワークを構築するとしている。

  • 校内ネットワーク・ソリューションの構成例

同社は、GIGAスクール構想における学校の通信ネットワーク環境向けにルータ、LANスイッチ及びネットワーク可視化、運用管理システムのほか、無線LANである「AXprimo Wシリーズ」を新たに製品化した。

40人のクラスで一斉に動画・音声を利用しても安定した通信が可能としており、教育センタ/データセンタ経由でなく直接インターネット接続することで、VPN上のトラフィックの輻輳を回避し(インターネットブレイクアウト機能)、リング構成や装置のスタック(冗長)構成などにより高信頼化機能を備えるという。

安全な通信に関しては、ネットワーク可視化・異常検知ソリューション(AX-NV)、端末トレーサビリティソリューション(AX-SC)、サイバー攻撃自動防御ソリューション(AX-SC)、セキュリティ機能を提供。

セキュリティ機能としては、トリプル認証(IEEE802.1X認証/Web認証/MAC認証)、マルチステップ認証、ダイナミックACL、ダイナミックVLANなどをサポートするという。