United States Computer Emergency Readiness Team (US-CERT)は3月10日(米国時間)、「Microsoft Releases March 2020 Security Updates|CISA」において、複数のマイクロソフト製品に複数の脆弱性が存在すると伝えた。これら脆弱性を悪用されると、遠隔から攻撃者によって影響を受けたシステムの制御権が乗っ取られる危険性があるとされており注意が必要。
脆弱性に関する情報は次のページにまとまっている。
脆弱性が存在するとされるプロダクトは次のとおり。
- Microsoft Windows
- Microsoft Edge (EdgeHTML版)
- Microsoft Edge (Chromium版)
- ChakraCore
- Internet Explorer
- Microsoft Exchange Server
- Microsoft Office
- Microsoft Office Services
- Microsoft Office Web Apps
- Azure DevOps
- Windows Defender
- Visual Studio
- Open Source Software
- Azure
- Microsoft Dynamics
脆弱性のいくつかは深刻度が緊急(Critical)に分類されており注意が必要。マイクロソフトからは月例のセキュリティパッチの提供が開始されているので、上記のセキュリティ情報をチェックするとともに、アップデートを適用することが推奨される。
依然としてかなりの数のユーザーがWindows 7を使用しているが、Windows 7は2020年1月14日でサポートが終了している。セキュリティサポートが終了したプロダクトはサイバー攻撃の対象として悪用されやすい。Windows 7を使用している場合は、早期にセキュリティサポートの提供されているオペレーティングシステムへ移行することが望まれる。