サンシャイン水族館は2020年9月6日までの期間、特別展として光や色をテーマに、生き物とフォトジェニックな空間を作り出すことを目指した「いきもの×光×色=イキモノアート展」を開催する。
6月9日編集部追記:新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、臨時休館としていたサンシャイン水族館は6月8日より営業を再開しました。併せて特別展「いきもの×光×色=イキモノアート展」も6月8日10時より再開となり、2020年9月6日まで会期の延長が決定されましたので、併せて本文の一部を修正・追記させていただきました。
同特別展では、サンシャイン水族館のスタッフたちが考えた選りすぐりのフォトジェニックな水生動物や鳥類、爬虫類、両生類など24種類を、単なる生体展示ではなく、光や色の空間装飾を融合させたアーティスティックな空間演出と組み合わせて紹介する仕掛けとなっている。そのため、一般的な展示会で見られるような生物の紹介パネルも、基本的には細かい説明文は一切排除。代わりにハッシュタグ的な、端的な紹介というよりも感想といった方が正しいコメントが並べられるものとなっている。
生き物たちの名前紹介パネル。説明文のようなものはなく、かなり身も蓋もないような感想を記したようなコメントがハッシュタグ風に書かれているのみ。ただし、より詳しく知りたい人向けには各コーナーにQRコードが用意されており、それを読み取ることで各生き物のしっかりとした紹介を読むことができる
コーナーは主に4つ。入って最初は「いきもの×光 ~ネオン・蛍光エリア~」で、ブラックライトを浴びると見え方が変化する生き物などが紹介されているほか、来場者も蛍光シールを壁面に貼ってアートとして構築していく参加型の仕掛けも用意されている。
2つ目のコーナーは「いきもの×光 ~和の光エリア~」で、和風テイストなレイアウトが全体的に施された中で暮らす生き物たちの様子を見ることができるほか、光沢をもつ昆虫を利用した万華鏡「昆虫万華鏡」をのぞき込むこともできるようになっている。
3つ目のコーナーは「いきもの×色 ~白エリア~」で、白を基調とした空間の中に、ビビッドな体色を有する生き物たちを見ることができるほか、コーナー最後には「パンサーカメレオン」が待ち構えており、4つ目のコーナーへの水先案内役を担っている。その4つ目は「いきもの×色 ~カラフルエリア~」で、カラフルな体色の生き物たちが、ポップな色合いの空間の中で出迎えてくれるコーナーとなっている。
カラフルエリアでは、かわいらしい生き物たちがかわいらしい装飾の中、来場者たちを迎えてくれる。写真はテンジクネズミの仲間の「スキニービニアピッグ」「ベニコンゴウインコ」「バイカラードティーバック」「パウダーブルータング」
また、すべてのコーナーを終えた後には、約500枚のカラフルなヒオウギガイを使ったフォトスポットも待ち構えている。ここで用いられているヒオウギガイはいずれもカラフルなものばかりだが、決して着色したわけではなく、もともと自然界の中での色をそのまま利用したとのことである(食すために熱を加えると、色が褪せるという話であった)。
なお、イベントの概要は以下の通りとなっている。
- 開催期間:~2020年9月6日
- 開催時間:10:00~20:00(最終入場時刻は、終了の30分前)
- 場所:サンシャイン水族館 特別展示会場(サンシャインシティ ワールドインポートマートビル屋上)
- 料金:800円(水族館本館利用者および水族館・展望台の年間パスポートの保有者、展望台やプラネタリウムなどの割引対象施設の利用者は500円)
- 有効期限が2020年5月31日の未使用の招待券については、9月6日まで有効期限の延長措置(該当チケットを特別展入り口のチケットカウンターのスタッフに渡す形)