Net Applicationsから2020年1月のタブレットブラウザのシェアが発表された。2020年1月はChromeとSamsung Browser、Android Browserがシェアを落とし、Safariがシェアを増やした。2020年1月はiOSとiPadOSの合算値でシェアが増えている。Safariの増加はiPadOSの増加に呼応したものと見られる。

Net Applicationsはこの数カ月間、タブレットデバイスにおけるSafariのシェアは減少を続けていると報告していた。しかし、これはNet ApplicationsがiPadOSをmacOSと誤認していたのが原因で、実際にはiPadOSのシェア増加に合わせるように、Safariのシェアも増加を続けていたことが明らかになった。

Net ApplicationsによるiPadOSの誤認識は、デスクトップ向けオペレーティングシステムやデスクトップ向けWebブラウザのシェアにも誤った結果をもたらした見られる。Net Applicationsは2019年9月のデータまで遡って修正を行っており、すべてではないが、現在ではiPadOSが増加しているという状況を反映したより適切なデータが公開されていると考えられる。

  • 2020年1月タブレットブラウザシェア/円グラフ - Net Applications報告

    2020年1月タブレットブラウザシェア/円グラフ - Net Applications

  • 2020年1月タブレットブラウザシェア/棒グラフ - Net Applications報告

    2020年1月タブレットブラウザシェア/棒グラフ - Net Applications

順位 プロダクト 今月のシェア 先月のシェア 推移
1 Chrome 45.10% 46.58%
2 Safari 44.57% 42.77%
3 Samsung Browser 3.93% 4.05%
4 Android Browser 2.79% 3.93%
5 UC Browser 1.03% 0.49%
6 Firefox 0.51% 0.50%
7 Baidu 0.45% 0.39%
8 Opera 0.43% 0.38%
9 QQ 0.34% 0.16%
10 Opera Mini 0.32% 0.28%