電通、電通デジタル、セプテーニの国内電通グループ3社は1月31日、スマートフォン用アプリの利用による企業の事業成長をワンストップでサポートするという3社協働プロジェクトである「App Growth Mall」を開始したと発表した。
多くの事業者がスマホアプリを生活者との接点とするビジネス展開を進めている一方で、アプリのインストールを促すためのデジタル広告、認知を拡大するためのマス広告やPR、継続利用を促すアプリ内のプッシュ通知など、多様なプロモーション施策を複数プレーヤーにまたがって実施することで、それぞれのレイヤーの部分最適にとどまっているケースが多く見られるという。
その課題に対して3社は、アプリのプロモーションにとどまらず、新規顧客の獲得から既存顧客の育成まで統合管理が可能という「デュアルファネル」によるPDCAの推進、さらには事業全体の成長戦略の立案などをワンストップで行うプロジェクトを正式に開始したとのことだ。
新プロジェクトでは、インストール数やMAU(マンスリーアクティブユーザー)などの一般的なKPIに加えて、LTV(顧客生涯価値)や継続利用率、ユーザーの体験価値を定量化する「North Star Metric」など、複数のKPI(Key Performance Indicator)を管理していくことで、アプリ利用促進の先にある企業の事業成長をより統合的・効率的にワンストップでサポートしていくとしている。