東芝情報システムは1月27日、トリップワイヤ・ジャパンのディストリビューターとして産業用制御システムのセキュリティツール「「Tripwire Industrial Visibility」の販売を開始した。

Tripwire Industrial Visibilityは、ITとOTを区別することなく企業内の情報資産を洗い出し、IEC62443やNISTといった国内外大手10社、100以上の産業系セキュリティの国際基準に準拠した運用をサポートするという。また、ファームウェアやデバイスの脆弱性とセキュリティリスクを評価することができるため、専門知識を必要とせずにネットワークマップの作成やICSネットワーク内での異常を簡単に視覚的に特定することを可能としている。

さらに、機械学習を使用した脅威に対するモニタリング分析により、通常のふるまいと通常のネットワークトラフィックパターンのベースラインを作成し、そこから逸脱した場合には管理者に警告できる。

同社は、1998年からトリップワイヤ・ジャパンの製品を取り扱っており、これまでのシステム開発の導入・運用やセキュリティ対策製品の取り扱い・導入経験をもとに、セキュリティ全般にわたるサービス、ソリューションを提供していく考えだ。