米Googleは10月29日 (現地時間)、Google Registryで「.new」ドメインの申し込みを受け付けるプログラムを公表した。企業・組織、そして個人でも登録できるが、「doc.new」と入力するとGoogleドキュメントの新規文書が開くというように、アクションを実行するためのドメインにしなければならない。

同社は.newを「アクションの実行にフォーカスした新しいタイプのドメイン」としている。利用モデルとして、1年前にG Suiteで提供し始めており、「doc.new」の他にも、「sheet.new」や「spreadsheet.new」と入力して新規スプレッドシートを開いたり、「site.new」や「website.new」でGoogle Sitesの新規ページに素早くアクセスできる。

現在、一般提供開始に先立つ商標登録者を対象とした登録期間になっており、以下のようにいくつかのWebサイトが.newを活用し始めている。

  • Playlist.new: Spotifyで新しいプレイリストを作成。
  • Story.new: Mediumの新規ストーリーを開く。
  • Webex.new: Cisco Webexでパーソナル会議室を開始。
  • Api.new: RunKitでプロトタイピングのためのノートブックを作成。

登録は、以下の3つの期間で段階的に拡大していく。

  • Sunrise (2019年10月15日〜2020年1月14日):商標を保護するために商標登録者に限定。
  • 制限登録期間 (2019年12月2日〜2020年7月):誰でも申請できるが、Googleに申し込んで審査を受ける。
  • 一般提供 (2020年7月21日から):Googleの審査を受けることなく取得できる。

.newの規約としてGoogleは「.new登録ポリシー」を用意、一般提供期間の取得を含めて、登録者が.newを使用するには同ポリシーに従わなければならない。その中で「アクションの生成またはオンラインのクリエイションフローに用いなければならない」と定められており、.newドメインを使わずに権利だけを維持することはできない。登録後100日はポリシー準拠の猶予期間となっているが、それを過ぎたらアクションドメイン要件が課される。