会計、給与関連のクラウドサービスを提供するfreeeは10月9日、同社の給与計算や勤怠管理、労務管理ソリューション「人事労務freee」と労務関連ソリューションを提供するエムケイシステムの人事労務システム「DirectHR」と社労士業務支援システム「社労夢」との機能連携を発表した。システム連携は、「DirectHR」との連携が11月より、「社労夢」との連携を2019年12月に予定している。

  • 「人事労務freee」と「DirectHR」「社労夢」の連携(同社資料より)

    「人事労務freee」と「DirectHR」「社労夢」の連携(同社資料より)

連携は、2020年4月から実施予定の特定の法人についての健康保険・厚生年金保険、労働保険、雇用保険の一部手続き電子申請義務化への対応を想定しており、「人事労務freee」での給与計算・勤怠情報データと各種社会保険手続きの電子申請サービスである「DirectHR」や「社労夢」が連携することで一貫したフローが提供できるようになる。

エムケイシステムの「DirectHR」は、従業員のスマホからの人事・総務部申請、人事・総務部による雇用保険・社会保険書類作成から電子申請に対応。「社労夢」は、社会保険、労務保険の書類作成を効率的に行うことができる社会保険労務士を支援するソリューションでe-GovAPI連携電子申請システムなどを含むアプリ&ツール群を提供、約2,400の社労士事務所と顧問先企業約60万事業所での利用実績を誇る。

2020年4月からの電子申請が義務化について、厚生労働省ではパンフレットにまとめているが、資本金等が1億円を超える法人その他が対象となっている。