ルネサス エレクトロニクスは7月23日、産業機器や創エネルギー/蓄エネルギー機器など厳しいノイズ環境下での使用に最適な15Mbpsフォトカプラ「RV1S9x60A」ファミリとして、PLCならびにI/O用「RV1S9160A」、200V/400V系産業インバータ用「RV1S9060A」、690V/1000V系インバータ用「RV1S9960A」の3製品の販売を開始したことを発表した。

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    15Mbpsフォトカプラ「RV1S9x60A」ファミリのパッケージ外観

スレッショルド(しきい値)入力電流(IFHL)は、RV1S9160A(SO5パッケージ)が2.0mA、RV1S9060A(LSO5パッケージ)が2.2mA、RV1S9960A(LSDIP8パッケージ)が3.8mAと、低いため消費電力の低減ならびに駆動時の発熱を抑制することが可能。また、50kV/μsの耐ノイズ性により、信号の高速伝送中に高電圧ノイズからマイコンやI/Oロジック回路を保護することが可能となっている。

さらに、動作温度も最高-40℃~+125℃と幅が広く、フォトカプラをIGBTやMOSFETなどのパワーデバイスに近接して搭載可能なほか、パッケージも小型なものが採用されているため、フットプリントの削減なども可能だという。

なお、3製品ともにすでに量産出荷を開始しており、参考価格(1000個単位、税別)は0.61ドルから、となっている。

RV1S9x60Aフォトカプラの説明動画