日本マイクロソフトは、Empowered JAPAN実行委員会と連携し、パートナー企業各社と協力しながら、「テレワーク」と「学び直し」によって全国の個人と企業が持つ可能性を拡げるためのプロジェクト“Empowered JAPAN”を開始すると発表した。

日本が直面する少子高齢化、労働人口の減少、東京圏への一極集中などの社会課題解決の一助として、「より多くの個人が、住む場所にかかわらず自らのスキルを活かした仕事を行い、より多くの企業が離れた場所で働く個人を採用し競争力を上げられる世の中」を実現することを目的とし、個人や企業がAIを使いこなし、より多くのことを達成できるようにするための人材育成も実証していくという。

このプロジェクトでは、AI時代に必要となるITスキル習得やインターン体験など、無償提供の教育プログラムや、地方におけるシェアオフィスやサテライトオフィスの活用、デバイスやツール提供など、テレワーク環境の整備から構成される。

まず、テレワーク・デイズ2019(7月22日~9月6日)に合わせて、全国の企業および対象地域で求職中の女性向けに教育プログラムを提供開始。今後、若者や高齢者、障がいをお持ちの方などへ対象を拡大するとともに、より多くの地域へプログラムを展開し、開始2年間で100社100名の参加、3年目には自走可能なモデルを確立し、全国展開を目指すという。

教育プログラムでは、個人は約3週間、企業は約1.5週間程度(オンサイト/オンラインの組み合わせ講座)実施し、ステップ1でマインドセット(キャリアカウンセリング、コミュニケーション、ビジネススキルなど)、ステップ2でITスキル(セキュリティ、Officeアプリケーション、AI機能の活用)、ステップ3でテレワークスキル(クラウドによる共同作業、データの分析・活用、労務知識)、ステップ4でテレワークインターン(実際にテレワーカーとして離れた企業における職場体験、実際にテレワーカーを受け入れるマネジメント体験)を行う。

プロジェクト実施地域は、北海道札幌市、山形県酒田市、千葉県流山市、埼玉県吉川市、愛知県岡崎市、佐賀県佐賀市、有田町の全国7地域。