Digital Shadowsは5月30日(米国時間)、「2.3 billion files exposed across online file storage technologies|Digital Shadows」において、インターネット上で保護されずにアクセス可能な状況にあるファイルの総数が23億に達したと伝えた。1年前の調査では、15億のファイルが同様の状況にあったことから、この1年間で50%ほど増加したと指摘している。
これらファイルはさまざまなプロトコルを通じてアクセスが可能になっており、特にサーバメッセージブロック(SMB)によるアクセスが半数ほどを占めている。これにファイル転送プロトコル(FTP)、rsync、Amazon S3、Webインデックス、NASが続いている。
最も多くのファイルが公開されている国は米国であり、その数は3億2600万に上ると説明がある。それ以外ではフランスと日本も多く、フランスでは1億1500万ファイルが、日本では7700万ファイルがアクセス可能な状態になっているとされている。
公開されていたファイルには医療データ、個人情報、平文のパスワードなども含まれているという。記事では、外部からこうしたポートのアクセスをブロックするように設定を行うことなどを推奨している。