NECネッツエスアイは23日、仕事管理のためのワークフローソリューション「Wrike」(ライク)の販売など国内での関連ソリューションの展開を発表した。

2006年設立の米Wrikeが提供する「Wrike」は、1万8千の組織、200万人を超えるユーザーのプロジェクト管理を支えてきたプラットフォームで数多くの受賞履歴を誇る。タスク管理をスムーズに行える「Wrike」は、ガントチャートやドキュメント管理にリソース管理、ライブエディターやテンプレート、レポート機能と使いやすそうなユーザーインタフェースの内部に多くの機能を内包。他の生産性向上に使えるクラウドとの親和性も高く、Slackやbox、SalesforceやKintoneなどビジネスツールとの連携による相乗効果も期待できる。

  • 機能の一例、ドラッグ&ドロップでステータスを変更できるプロジェクト管理(NECネッツエスアイ資料より)

    機能の一例、ドラッグ&ドロップでステータスを変更できるプロジェクト管理(NECネッツエスアイ資料より)

  • ガントチャート方式による表示(NECネッツエスアイ資料より)

    ガントチャート方式による表示(NECネッツエスアイ資料より)

NECネッツエスアイでは、テレワークやサテライトオフィスの活用などが広がりを見せるなか、メンバーの作業場状況やプロジェクト進捗をタイムリーに把握できるニーズや従来のスプレッドシートなどによる共有フォルダへのアクセス、更新ごとに電話やメールで連絡するといった細かな手間を削減できる点、他のクラウドサービスとの親和性を利点に挙げている。例として、SFA(Sales Force Automation)と連携させることで、顧客との打ち合わせや営業情報を入力すると、複数の社内の関連部署がタイムリーにWrike上で情報共有するフローを紹介している。同社は、関連ソリューションを含み2021年までに累計売上10億円を目指す構えだ。