VOYAGE GROUPは5月8日、ブランド広告向けアドプラットフォーム「PORTO(ポルト)」において、オーディオ広告の配信機能を拡充したことを発表した。これにより、オフラインのラジオ広告と同様のフォーマットでプログラマティック広告の配信が可能となる。

「PORTO」は、ブランディングを重視する広告主向けのアドプラットフォーム。多様なディスプレイフォーマットへ対応しているほか、同社が保有する独自データを活用した配信や、オンラインメディアの計測カスタマイズなどが可能だ。

また、デジタル領域だけなく、テレビやOOHなどのオフラインメディアを含むさまざまなプレミアムメディアフォーマットへの対応や、オンラインとオフラインを横断したリーチ管理、フリークエンシー管理の一元化などの実装に向け、開発を進めているという。

今回拡充したオーディオ広告配信機能では、適切な権利処理が行われた音声コンテンツを保有する媒体のみに限定して広告配信を行うため、広告主のブランドを毀損しないブランドセーフな環境で広告を配信することができる。

加えて、各サービスにログインしたユーザーに向けた広告配信を実現することで、機械(bot)によって不正にインプレッションやクリックが消化されてしまう「アドフラウド(広告詐欺)」のリスクを減らす効果も期待できる。

まずは、インターネットラジオサービス「radiko(ラジコ)」への配信を開始。その後、音楽ストリーミングサービス「Spotify(スポティファイ)」への配信を開始する予定だ。