NTTドコモとソニーは3月27日、第5世代移動通信方式(5G)を活用した新たな利用シーンの創出に向けてドコモがグアム島に開設した「ドコモ5Gオープンラボ GUAM」、および100%子会社であるドコモパシフィックが2019年夏以降に提供開始予定の屋外試験環境において、ソニーが開発したニューコンセプトカート「SC-1」の遠隔操作実現に向けた共同実証実験を行うことについて合意した。
実証実験は、5Gの低遅延、大容量、高速の特徴を活かし、長距離間におけるカートの遠隔操作に必要な伝送速度の確認や操作品質評価などをグアムの5Gネットワーク試験環境を経由することにより検証する。
SC-1は、ソニーが開発したAI×ロボティクスの取り組みの一環として新たな移動体験の提供を目的としたカート車両で、イメージセンサを車両前後左右に搭載し、周囲の環境を把握できることに加え、高解像度4Kディスプレイを搭載。
5Gを活用したソニーとの共同実証実験は、日本国内で同カートに搭載された4Kディスプレイ対応デジタルサイネージシステムへ高精細映像をリアルタイムに伝送する共同実験に続き、2件目となる。