ヤフー(Yahoo! JAPAN)は2月28日、同社が提供するスマートフォン向け防災通知アプリ「Yahoo!防災速報」(iOS版、Android版)に災害発生時に適切な行動ができるよう、避難場所の登録や防災用品の確認など防災関連の情報をまとめた新機能「防災手帳」の提供を開始した。

  • 「防災手帳」の操作フロー

    「防災手帳」の操作フロー

防災手帳の主な機能は「避難場所リスト」「ハザードマップ」「困ったときは」「防災用品」「緊急連絡先」の5点。 避難場所リスト機能は、地震や津波など災害の種類によって異なる場合もある避難場所を最大10カ所登録でき、家族が別々の場所で被災する場合もあるため、家族の勤務先や学校、実家などの避難場所の確認に活用を可能としている。

ハザードマップ機能では、各自治体が作成した各災害の被害の及ぶ想定範囲、被害想定の程度、避難の道筋などを表した地図(通称:ハザードマップ)の閲覧を可能とし、避難場所リスト機能も含めて現在地とYahoo!防災速報で設定している登録地点とも連動しているため、自分に関連した情報を簡単に見つけることができるという。

困ったときは機能では、東京都発行の「東京防災」、日本気象協会推進「トクする!防災」プロジェクトのコンテンツから、災害種別ごとに「災害発生時」「避難にあたって」「知識・備える」の順で必要な情報や行動を学ぶことが可能。

防災用品機能は、電気やガス、水道などのライフラインが止まった場合や避難生活が必要になった場合に備えて、備蓄品や避難時の持ち出し品の確認ができるとともに、リンク先として「Yahoo!ショッピング」内の「防災グッズ特集」から商品の購入ができる。

緊急連絡先機能では、災害時の公共の緊急連絡先(消防車・救急車、救急相談センター、海上保安庁)や、災害用伝言ダイヤルへの連絡や使い方を確認でき、今後は災害用伝言ダイヤルの認知・利用を促す目的でプッシュ通知の実施を予定している。