Phoronixは1月22日(米国時間)、「Linux Hardware Reviews, Open-Source Benchmarks & Linux Performance - Phoronix」において、macOSやiOSの新しいファイルシステムであるAPFSをLinuxから利用するためのカーネルドライバの開発が進んでいると伝えた。
APFSをLinuxから利用するためのカーネルドライバは以前はクローズドソースだったが、この度、オープンソースとして公開され、最終的にメインラインカーネルに取り込まれる可能性が高いという。
現在、GitHubで公開されているAPFS (Apple File-System)のカーネルドライバの実装はリードオンリーのみのサポートとなっている。また、暗号化されたファイルシステムや圧縮されたファイルシステムを扱う機能はまだ実装されていない。しかし、データレスキュー用にLinuxからmacOSのディスクをマウントして利用するといった用途など、今後の活用が期待できる。
APFSはAppleが長年使ってきたファイルシステムであるHFS+の後継ファイルシステムとして開発された。HFS+が有していない多くの機能を持っており、優れたパフォーマンスを実現している。Appleが提供する新しいプロダクトではこの新しいファイルシステムが利用されており、今後も利用シーンは増えるものと見られている。