Microsoftは12月10日(米国時間)、「Announcing Windows 10 Insider Preview Build 18298 - Windows Experience BlogWindows Experience Blog」において、Windows 10 Insider Preview Build 18298における主な変更点を紹介した。

このビルドには、WSL(Windows Subsystem for Linux)との親和性を引き上げる変更がメモ帳およびコンソールウィンドウに追加されているほか、パスワードなしログインを実現するためのオプションの認識性向上などが実施されている。

紹介されている主な変更点は次のとおり。

  • 設定アプリケーションにおけるサインインオプション(Windows Hello 顔認証、Windows Hello 指紋認証、Windows Hello PIN、セキュリティ鍵、パスワード、ピクチャパスワード)の簡素化
  • ファイルエクスプローラにおいてダウンロードした最新のファイルがソートの上位に来るように変更
  • より正確に入力できるようにタッチキーボードを改善(次に入力されると見られるキーの反応エリアを拡大するなどして誤入力を防ぐ)
  • コンソールウィンドウのプロパティダイアログにターミナルタブの導入およびカラー機能の向上
  • バイトオーダーマークを使用しないUTF-8で保存する機能をメモ帳に追加。また、エンコーディングおよびカーソル位置を表示する機能をステータスバーに追加
  • プロパティダイアログにターミナルが追加されたコンソール - 資料: Microsoft提供

    プロパティダイアログにターミナルが追加されたコンソール - 資料: Microsoft

  • ステータスバーにカーソルの位置情報やエンコード情報が追加されたメモ帳 - 資料: Microsoft提供

    ステータスバーにカーソルの位置情報やエンコード情報が追加されたメモ帳 - 資料: Microsoft

Windows 10にWSLが追加されたことで、WSLの利用を想定した機能の改善が続いている。バイトオーダーマークの付かないUTF-8の扱いやコンソールのカラー機能改善はそのままWindows 10におけるLinuxの利便性向上につながる。今回導入された機能が正式リリースに取り込まれるとは限らないが、改善が進められていることがわかる。