楽天と米Walmart(ウォルマート・インク)は11日、ECサイト楽天市場において、Walmartの旗艦店「ウォルマート楽天市場店」をオープンしたことを発表した。

アウトドア&スポーツやファッションや雑貨など約1,200点の取り扱いを開始しており、注文すると米国で梱包され日本ユーザーに直接空輸で届けられる。個人で消費する目的で購入する個人輸入の形となり商品価格には、送料、関税が含まれている。楽天とWalmartの子会社である西友が同店舗の顧客サポートを行う。

ウォルマート・インターナショナル、シニア・バイスプレジデントのネイサン・クリング氏は「日本のお客様のライフスタイルやニーズは目まぐるしく変化しており、ウォルマート社では、よりきめ細かなサービスを提供するため、常に新たな方法を模索しています。当社は西友を通じて、変化の速い日本市場に対する理解を深めてきました。今回、旗艦店『ウォルマート楽天市場店』で販売する厳選された品揃えは、これまで日本のお客様のために実施した取り組みを通じて培った経験を反映しています」と日本におけるWalmart初のECサイトオープンへの取り組みを述べている。

両社は今年1月に戦略的提携を発表以来、8月には電子書籍サービス「Walmart eBooks by Rakuten Kobo」を立ち上げ、10月には生鮮食品もオンラインで購入できるネットスーパー事業「楽天西友ネットスーパー」をオープンするなど両社の知見を活かしたビジネス展開を行っている。