横浜から海老名、湘南台を結ぶ鉄道を運営する相模鉄道は、2018年12月13日(予定)から都市開発鉄道会社経営シミュレーションゲーム「A列車で行こう」とコラボレーションしたスマートフォン用ゲームアプリ「相鉄線で行こう」をiOS及びAndroid向けに無料配信を開始する。なお、同社は13日を予定しているが手続きなどで配信が遅れる可能性があることを付記している。

この「相鉄線で行こう」では、相鉄線沿線外に住む首都圏のユーザーに向けて相鉄線の認知度向上を図るとともに、12月13日(木)に無料配信が開始される「相鉄線アプリ」のリニューアルを記念して開発されたという。「A列車で行こう」の権利元である、ゲームソフトウエア開発会社のアートディンクと鉄道事業会社とのコラボレーションは初めてとなる。

  • ホーム/ゲーム画面
  • ホーム/ゲーム画面
  • ホーム/ゲーム画面

同アプリは、1985年に発売された初代「A列車で行こう」をスマートフォン用にリメイクしたもので、線路を敷いて鉄道を走らせ、都市を発展させていくというシミュレーションゲーム。「二俣川駅→横浜駅」、「横浜駅→湘南台駅」、「海老名駅→横浜駅」と、全部で3つ用意されたステージで、新たな線路を敷き都心直通用車両「20000系」を運行することがミッションとなる。

ゲーム初心者にも存分に楽しめるよう、相模鉄道キャラクター「そうにゃん」のアドバイスを受けつつシナリオを進めていくことも。相鉄線沿線にある実在の施設を発展させていくなど、沿線住民はもちろん鉄道ファン、「A列車」ファンも楽しめるコンテンツが収録されている。

無料で楽しめるゲームを利活用することで、相模鉄道は幅広い層への“相鉄”ブランドの認知を狙いつつ、ゲームプレイを通じて相鉄線沿線の街を多くのユーザーに知ってもらい愛着を持ってもらうことで「選ばれる沿線」を目指していく。ユニークな取り組みでのブランド認知を図るという構図、今後のトレンドとなりうるのか興味は尽きない。