シャープは10月23日、操作画面上のアイコンにタッチするだけで、ユーザーごとにカスタマイズされたホーム画面に簡単にログインできるデジタルフルカラー複合機「MX-3661」「MX-3161」「MX-2661」「MX-3631」「MX-2631」の5機種を11月15日に発売すると発表した。

  • 「MX-3661」の外観

    「MX-3661」の外観

主な特徴として「ユーザーごとにカスタマイズしたホーム画面に簡単ログイン」「LEDランプと音声で操作状況やエラーをお知らせ」「各種クラウドサービスに対応」の3点を挙げている。

簡単ログインについては、コピーやスキャンなど操作パネル上のアイコンを使用頻度の高い順に並び替えたり、文字の色や背景を好みの色に変更したり、ユーザーごとにカスタマイズすることが可能なほか、日本語、英語、中国語など27カ国語から言語を選択できる。

また、クイックログイン機能を新たに搭載し、画面に表示された自分のアイコンにタッチするだけで、カスタマイズされたホーム画面に簡単にログインでき、認証番号などを入力することなく、すぐに操作を開始することが可能となっている。

さらに、パソコンから送信した印刷データがログイン後に出力されるよう設定すれば、印刷物の放置による情報漏洩リスクを低減することが可能なことに加え、ログイン後に複合機から印刷部数や用紙サイズ、片面/両面印刷などの設定を変更できるため、ミスプリントの抑制ができるという。

  • クイックログインとユーザーごとにカスタマイズされたホーム画面のイメージ

    クイックログインとユーザーごとにカスタマイズされたホーム画面のイメージ

LEDランプに関しては、操作に応じて点灯する「コミュニケーションランプ」機能を新たに搭載し、電源のON/OFFやコピー、スキャンなどの操作をすると大型LEDランプが青く点灯して、ジョブの受け付けを知らせるほか、「音声アシスト」機能により、印刷の完了、ファクス受信などのジョブ状況、用紙やトナー切れ、紙詰まりなどのエラーを音声で知らせる。人感センサの搭載により、近づいてくる利用者を検知して、スリープモードから自動復帰も可能。

  • LEDランプのイメージ

    LEDランプのイメージ

各種クラウドサービスへの対応では「Google Drive」や「OneDrive」など、各種クラウドサービスに対応し、今回新たに「Dropbox」も利用できるようになり、クラウド上のデータの印刷やスキャンデータの保存もパソコンを介さずに複合機から直接行えるという。

加えて、同社のクラウド型Web会議サービス「TeleOffice」にも対応し、スキャンデータを会議資料として簡単に共有できるほか、モバイル機器との接続はNFCモバイルタッチエリア、QRコードでの設定が可能となり、スマートフォンやタブレット端末に保存された写真・文書の印刷やスキャンデータのモバイル端末への取り込みも行える。

  • クラウドサービスへの接続イメージ

    クラウドサービスへの接続イメージ

価格は、いずれも税別でMX-3661が176万円、MX-3161が141万5000円、MX-2661が128万5000円、MX-3631が172万5000円、MX-2631が125万円。