Pew Research Centerに9月5日(米国時間)に掲載された記事「Many US Facebook users have changed privacy settings or taken a break|Pew Research Center」が、Facebookのデータ流出問題が発覚して以降、若者ほどプライバシー設定の見直しやFacebookアプリそのものを削除するといった行動を取っていると伝えた。

逆に65歳以上のユーザーはプライバシー設定の見直しの割合が低く、また、Facebookアプリも削除していない傾向が見えるとしている。

  • 過去1年間における米国Facebookユーザ年代別対処割合 - 資料: Pew Research Center提供

    過去1年間における米国Facebookユーザ年代別対処割合 - 資料: Pew Research Center

FacebookはCambridge Analyticaに関連して大量のユーザーのプライバシーデータが流出したとされる事件が発覚して以降、関連機関やユーザーからプライバシーデータの扱いに関して厳しい視点にさらされている。こうした状況を受けて積極的に対応行動を取ったのは若いユーザーとされており、逆に年上のユーザーはそのまま使い続ける傾向を示している。

調査は過去1年間における米国のFacebookユーザーを対象にしたものとされており、自身のプライバシー設定を見直した18〜29歳ユーザーの割合は64%、65歳以上は33%としている。Facebookアプリをスマートフォンから削除したユーザーの割合は18〜29歳が44%であるのに対し、65歳以上は12%と低い値にとどまっている。