Tecmint.comは2018年5月14日(米国時間)、「jm-shell - A Highly Informative and Customized Bash Shell」において、Bashをカスタマイズするスクリプト「jm-shell」を紹介した。

jm-shellは、シェルのアクティビティに関する情報に加え、システムの負荷平均やバッテリ状態といったシステム情報を提供する。ヒストリファイルに一意のコマンドだけを格納するBashとは異なり、jm-shellは、すべてのシェルアクティビティをログファイルに記録する。

jm-shellのインストール方法および設定方法は次のとおり。

jm-shellのインストール手順

git clone https://github.com/jmcclare/jm-shell.git
cd jm-shell/
mkdir -p ~/.local/lib/bash
cp -v colors.sh colors_unset.sh ps1 ~/.local/lib/bash/

~/.bashrcに書き込む内容

source ~/.local/lib/bash/ps1
prompt_style=extensive

インストールおよび設定ファイルの書き換えを実施したら一旦bashを再起動するか、~/.bashrcに書き込んだ内容を手動で実行することでjm-shellを有効化することができる。

  • jm-shellを読み込んだbashの実行例

    jm-shellを読み込んだbashの実行例

jm-shellではコマンド履歴にユニークなコマンドのみが保存されるようになるほか、プロンプトが特徴的な表示に切り替わるようになっている。この設定では、カレントディレクトリがGitやSubversion、Mercurialといったバージョン管理システムのディレクトリに位置している間はプロンプトにリポジトリの情報を表示するという特徴もある。