2018年4月11日から13日まで、ポートメッセなごやにて開催されている「ものづくりワールド2018」において伊藤電機は、フレキシブルにレイアウト変更が可能なMDR(Motor-Driven Roller)式コンベヤ「id-PAC」や、パレット保管・並び替えなど、パレット搬送の安全・効率化を提案する「パレット搬送モジュール」などを展示している。
市場ニーズに合わせ、ライン設計を柔軟に変更
id-PACは、ソフトとハードが融合したMDR式コンベヤ。コンベヤ内の各種モジュールの制御プログラムをすべて標準化して接続しているため、ライン設計・設置・変更をユーザー側で簡単に対応できることが特徴だ。
ローラには、DCブラシレスモータを駆動源とするモータローラを採用。ライン上のすべてのローラがモータで動いているのではなく、一本のローラをベルトで周りの数本のローラとつなぐことで同時に動かしており、省配線での制御、省エネ搬送、低騒音化を実現している。
痒い所に手が届く各種モジュール
さらにブースには、同社が提供する各種パレット搬送装置モジュールも展示されている。パレットの保管・取り出し・移動には、フォークリフト作業・スペースの確保・作業時間・安全作業など、悩みの種が尽きないが、それらの解決に貢献するのが同社のMDR式パレット搬送コンベヤモジュールだ。
このコンベヤモジュールは、MDR連動でコンパクト設計、完全エアーレスの自動搬送により、フォークリフト作業の大幅削減と安全作業、また自動入出庫管理やスペースの有効活用など、パレット搬送・保管に適したソリューションであるという。
例えば、MDR駆動のパレットターンテーブルは、そのコンパクト設計により、省スペースでの設置が可能となる。