経済産業省と新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、競技会と展示会からなるロボットの国際大会「World Robot Summit 2018」を、2018年10月17日～21日に東京ビッグサイトにて開催することを発表した。

同大会のサポートキャラクター「ドラえもん」が、人とロボットの架け橋としてサポートする。

同大会のサポートキャラクター「ドラえもん」が、人とロボットの架け橋としてサポートする。

World Robot Summit(WRS)は、競技会と展示会からなるロボットの国際大会。世界の高度なロボット技術を集結させ、競争を通じて技術開発を加速すると同時に、ロボットが実際の課題を解決する姿を示し、人々のロボットへの理解を深め、ロボットの社会実装を促進するために開催される。

2018年10月に行われる同大会は、2020年に開催する「WRS 2020」のプレ大会として位置づけられる。NEDOと経済産業省は、この取り組みを通じて、人間とロボットが共生し協働する世界の実現を目指すとしている。

競技種目は、ものづくり、サービス、インフラ・災害対応、ジュニアの4カテゴリーで、全9種目を実施。WRSの趣旨に賛同したスポンサー企業からの協力により、総額1億円以上の賞金等が授与される。また、競技会に参加する一部のチームに対しては、渡航費などの一部が支援が行われる。

競技者は、WRSのウェブサイトで募集され、募集期間は3月15日まで(インフラ・災害対応カテゴリーの競技については2月28日まで)。

また、展示会では、競技分野と関連し、ロボットが現実の社会課題を解決していく姿が分かりやすく示される。例えば、展示会場での実演のみならず、ロボットの利活用を先進的に進めている地方自治体と連携して、地域の現場で実際に活躍するロボットが紹介されるということだ。