ZMPは1月15日、自動運転AIソフト開発向け公道走行映像データセットサービスを開始した。価格は、市街地や高速道路を含む約10kmの走行データの場合で300万円(税別)~。

データ計測エリアの比較イメージ

データ計測エリアの比較イメージ

自動運転のためには、公道で遭遇する多様なシーンにおいて、正しく状況を把握し判断を行うAIソフトウェアが必要になるという。これらのアルゴリズムの開発・検証においては、走行時の映像と映像内に登場する車両や歩行者などの距離を正しく把握する必要があり、映像と高精度に同期されたレーザーセンサデータが求められている。

新サービスは、1ミリ秒で同期した高精度に相対位置キャリブレーション済みの映像・ステレオカメラ・3DLiDAR・IMUデータと、100ミリ秒で同期した約150mまでの高精細なLiDARデータを計測し提供する。また、ユーザーの要望に応じてアノテーションやセマンティック・セグメンテーションなども行う。

主なデータ仕様は、1ミリ秒同期におけるステレオカメラはカラー画像(1280x960pixel、水平45度)、視差画像(基線長210mm)、ポイントクラウド。3DLiDARはポイントクラウド(水平360度・垂直41.度、100mまで)、IMUは加速度及びジャイロ。

100ミリ秒同期における2DLiDARはポイントクラウド(水平145度・垂直4レイヤ3.2度×5、150mまで)、単眼カメラは1.2M×2及び2.3M×2。

  • 計測車両の外観

    計測車両の外観

双方に共通する仕様では、RTK GNSSは位置データ、CANは車速、四輪車輪速、アクセルペダル・ブレーキペダルストローク、ステアリング切れ角などとなる。