東芝デバイス&ストレージは、DIP4/DIP6パッケージに最先端U-MOS VIIIプロセスMOSFETを搭載した大電流フォトリレーのラインアップに5品種(TLP3543A/TLP3545A/TLP3546A/TLP3556A/TLP3558A)を追加し、12月20日から出荷を開始したことを発表した。

  • FA/産業向け大電流フォトリレー発売

これら新製品は、阻止電圧30V〜200V、定常オン電流0.7A〜5.0Aまでの幅広いラインアップを揃え、各種DC/AC用途の1a接点メカニカルリレーの置き換えが可能。フォトリレーへ切り替えることで、セットの信頼性向上およびリレードライバを含めた省スペース設計が可能になる。また、動作温度定格は110℃まで対応しており、セットの温度設計マージンを確保し易くなる。さらに、瞬時オン電流定格は、定常オン電流定格の3倍を確保し安全設計に貢献する。

新製品の主な特長として、TLP3543AはDIP6パッケージで業界最大5A(定常時最大)、15A(瞬時最大)という高オン電流、阻止電圧バリエーション(30V/60V/100V/200V)、動作温度定格は110℃(最大)。

応用機器は、産業用機器(PLC,I/Oインタフェース、接点出力)、ビルオートメーションシステム(HVAC、サーモスタット他)、半導体テスタ、テストボード、セキュリティ関連機器、各種メカニカルリレーの置き換えとなっている。

なお、東芝デバイス&ストレージは、米国の大手ITアドバイザリ会社であるガートナーの最新レポートにおいて、2015年から2016年にかけて売り上げベースでシェアNo.1のフォトカプラメーカーと認定された。同レポートによると、同社は2016年に販売金額ベースで市場シェア23%を獲得している。