amsは、可視光スペクトルに対する人間の目の反応に近似した色測定を実現し、眼精疲労などの原因として指摘されているブルーライトの波長も測定可能な三刺激センサ「AS7264N」を発表した。
同製品は、照明器具および接続されたセンサパックに適応させるため4.5mm×4.7mm×2.5mmのLGAアパーチャパッケージを採用し、スペクトルおよび照明アプリケーション用に近紫外線から近赤外線までの光・カラーセンサの総合的な製品ファミリで構成される、同社の「AS72xx製品プラットフォーム」に基づいて開発されたという。
CIE1931規格に規定されているXYZ標準オブザーバモデルの特性に合わせた個別のスペクトルチャネルを生成するために、独自のオンウェハシリコン干渉フィルタを使用しているほか、さらにそれを2つのブルーライトフィルタで補完し、440nmと490nmの両方の波長でブルーライトの強度を正確に測定する機能を搭載している。
また、I2Cインタフェースを介して、使いやすいデジタルカラー測定出力を行うことが可能。さらに、シリコン干渉フィルタは、時間や温度に左右されることなく最小のドリフトを特徴としており、エンドデバイスの寿命期間中の較正を可能にしているほか、プログラマブルなオンチップLEDドライバにより、同期された電子シャッター機能を直接制御することも可能だという。 なお、同製品はすでにサンプル出荷を開始しており、評価ボードについては、同社のオンラインストアから入手することが可能となっている。