GMOペイメントゲートウェイ(GMO-PG)は10月17日、同社が提供する決済データなどを利用した融資サービス「GMO-PG トランザクションレンディング」において、Hamee(ハミィ)が提供するEC自動化プラットフォーム「ネクストエンジン」とのデータ連携を開始した。これにより、GMO-PG加盟店への多面的な融資審査が可能になり、優遇利率の融資を実施するという。

同サービスは、同社の決済サービスを導入しているEC事業者(GMO-PG加盟店)の日々の売上実績(ECサイトの決済データ)などを基に同社が独自の審査を行い、担保・連帯保証人不要かつ最短3営業日で融資を可能としている。

今回の連携により、ネクストエンジン上に表示する「GMO-PG トランザクションレンディング融資アプリ」を通じてデータ連携させることで、日々の売上実績に加え、ネクストエンジンに登録した受発注や在庫管理データを利用した多面的な融資審査ができるという。

このような多面的な融資審査を受けたGMO-PG加盟店には、貸出金利を通常より最大0.25%優遇して融資し、EC事業展開を積極的に支援するとしている。

具体的なデータ連携と融資の流れは、まずGMO-PG加盟店はGMO-PG トランザクションレンディングの申し込みページから融資アカウントを開設し、次にネクストエンジンの管理ページからGMO-PG トランザクションレンディング融資アプリを開き、融資アカウント情報を入力、融資審査の申し込みを行う。その後、ネクストエンジンに登録している自社の受発注・在庫などのデータが、GMO-PGに送信される。

これにより、GMO-PGは日々の売上実績(決済データ)とネクストエンジンで連携されたデータなどを基に融資金額や利率を算出し、融資プランを提案することで、GMO-PG加盟店はGMO-PGの融資プランの申し込みが可能になり、その際の担保や連帯保証人は不要。申し込みを受けたGMO-PGは本人確認や各種手続きを行い、最短3営業日で融資するという。

融資対象は、GMO-PGの決済サービス利用の加盟店(個人事業主は対象外)、融資額は100万円~2億円、貸出利率は通常金利が年利2.0%~12.0%、優遇金利が通常金利から最大0.25%優遇(ネクストエンジンとのデータ連携を承諾の場合)、融資期間は3カ月~12カ月。