ゲームプラットフォームの開発などを行うShanghai Dudao Network Technologyは10月12日、Ethereumブロックチェーンプロジェクトとして分散型ゲームプラットフォーム、「MOLD」における仮想通貨「moldcoin」の事前販売を10月1日から開始したことを発表した。
同社はこれまで分散アプリケーションのためのプラットフォームであるEthereumのマイニングを行っており、今回、ブロックチェーン技術の有用性を証明すべく、分散型ゲームプラットフォーム「MOLD」の開発に着手。
従来のゲームではアイテムを外に持ち出すことができず、ユーザー同士の取引は運営側のシステムに依存していた。これに対し、同プラットフォームではゲーム内のアイテムがEthereum上で動く暗号トークンとなるため、ゲームの運営側に依存しない公平でセキュアな自由な取引を可能にするという。
ゲーム内の価値ある武器や防具、各種アイテムは、プラットフォーム共通通貨「moldcoin」との間で相対的なレートを形成し、moldcoinもまたEthereum上で動く暗号トークンであり自由な取引が可能であるため、moldcoinを扱う取引所の台頭によってはmoldcoinがbitcoinなどと取引できる可能性もあるとしている。
つまり、ゲーム内アイテムをmoldcoinに変え、moldcoinを市場で元やbitcoinに変えることで、ゲームをするだけで収益を得ることが実現されるとしている。