日立ハイテクノロジーズ(日立ハイテク)は8月8日、同社が提供する装置向けのIoTサービスポータル「ExTOPE(エクストープ)」を開発したと発表した。同ポータルは、計測データや装置稼働データをクラウド上で収集・蓄積・管理を行うとともに、ユーザーにおけるデータの共有や分析などに活用できるWebポータルを提供し、業務効率向上をサポートするという。

計測データ閲覧のイメージ

同社は、電子顕微鏡などの分析機器をはじめ、半導体製造装置、製造・検査装置、計測制御システムなど幅広い分野で装置を提供しており、各装置が出力するさまざまなデータをクラウド環境で収集し、一元管理するとともにデータ活用のためのポータルを提供。

ポータルでは、計測データ閲覧、装置の状況のモニタリング、遠隔地間での装置操作画面共有などが可能なほか、今後さらに遠隔保守やデータ分析など、多様なニーズに対応するアプリケーションを提供していく。これにより、遠隔地でのデータ分析や解析結果の閲覧、データ共有などの共同作業を可能とし、同社が有する最先端の各種装置を同ポータルとともに提供することで、顧客における業務効率向上などに貢献するという。