凸版印刷は7月20日、デジタルマーケティングの実施に必要なすべての機能を一括で提供する「デジタルマーケティング一括運用サービス」を2017年7月末から本格展開すると発表した。

同サービスはデータ解析からシナリオ開発、配信管理までをシームレスに実行できるエキスパートチームを組織化することで、デジタルマーケティングの運用を一括支援するというもの。運用ディレクター、クリエイター、エンジニア、アナリスト、シナリオプランナーがチームとなり、クライアント内外に点在するデータの統合・管理・分析から、マーケティングオートメーション(MA)によるコミュニケーション配信管理までをワンストップで実施する。

デジタルマーケティングの一括運用に必要な機能

デジタルマーケティングのエキスパートチーム

また、同社は同サービスの提供に伴い、デジタルマーケティングの運用において個人情報などの管理が不可欠となるため、高いセキュリティを備えて顧客データを集中管理する「MAコマンドセンター」を開設。個人情報を含むマーケティングデータをセキュアに管理し、安心・安全な運用環境を提供するとしている。

デジタルマーケティングを集中管理する「MAコマンドセンター」内部

さらに、AIを活用したターゲティングおよび配信業務の自動化も実施。デジタルマーケティングの運用にかかる負荷や時間を軽減し、PDCAを高速化することでマーケティングの費用対効果を高めるという。

情報の配信方法としては、メールをはじめ、LINE、SMSといった幅広いタッチポイントでの対応を行う。今後はDMなどのリアルメディアとの連携も含めて、あらゆるメディアに対応した最適なコミュニケーションを一括支援していくとしている。