宇宙航空研究開発機構(JAXA)とフランス国立宇宙研究センター(The Centre National d’Etudes Spatiales:CNES)は4月10日、火星衛星サンプルリターンミッション(MMX)の検討に関する実施取決め(Implementing Arrangement)を締結したことを発表した。
両者は、今回の取決めに基づく形で、MMXの開発研究フェーズにおいてCNESからMMXへの提供されることが期待される、「近赤外分光計(MacrOmega)」、「フライトダイナミクス」、「小型着陸機の搭載可能性検討」の3点について、共同で検討を進めていくこととなる。
なお、今回の取決めは、JAXAとCNESの両機関長が2015年10月5日に署名した「宇宙プログラム分野における協力に係るJAXAとCNESの間の機関間協定」の下位取決めと位置づけられるものになるという。