Telit Wireless Solutionsは、 同社のLTEカテゴリ1(Cat 1)モジュール「LE910-JN1」が、NTTドコモの相互接続性試験(IOT)を完了したと発表した。

同モジュールは、IoT向けに開発されたもので、28.2mm×28.2mm×2.2mmの省フットプリントを実現しつつ、既存製品ファミリとのピンおよびソフトウェア互換性があるため、ほかの4Gや3G製品ファミリへの移行も容易に行うことが可能だという。

また、より高速な4Gデバイスと比較して設計コストと複雑さの低減が図れるため、フリート管理、資産追跡、セキュリティ/監視、POS、スマートメーターなどでの活用も容易に行うことができるようになるとしている。

なお、同モジュールは、ダウンリンクが最大10Mbpsのデータレート、アップリンクが最大5Mbpsのデータレートを備えており、現在の大部分のIoTアプリケーションにとって十分以上の性能を提供することができると同社では説明している。

LE910 Cat.1シリーズのイメージ。「LE910-JN1」はB1(2100MHz)、B19(850MHz)、B21(1500MHz)の4Gバンドに対応している