シャノンとソフトブレーンは2月1日、マーケティングオートメーション「SHANON MARKETING PLATFORM(SMP)」と営業支援システム(CRM/SFA)「eセールスマネージャーRemix Cloud」の連携を完了し、同日より提供を開始した。

多くの企業にとって、売上を拡大する仕組み作りは重要な営業課題となっている。その課題解決に営業支援ツールやマーケティングツールを導入したものの、部門単体における活動の効率化に留まってしまい、結果として営業部門とマーケティング部門の連携が新たな課題となってしまっている企業も少なくない。

今回の連携では、このような課題を解決するために、見込み客獲得と関係性構築、顧客転化する可能性の高い見込み客の営業部門への引き渡し、さらに営業活動の結果を次のマーケティング部門の活動に活かす仕組み作りを目指すもの。

連携イメージ

まずは第1弾としてSMPで作成したWebフォームに入力した情報がタイムリーにeセールスマネージャーRemix Cloudの名刺情報として登録可能となるフォーム連携と、SMPの見込み客情報とeセールスマネージャーRemix Cloudの顧客・名刺情報を相互に連携するリード連携を実装した。

これにより、マーケティングと営業の両部門においてデータの一元管理及び相互活用が可能となり、戦略的な営業活動の展開を実現する。

なお、SMPとeセールスマネージャーRemix Cloudは、今回の連携第1弾を皮切りに、さらなる連携を目指して機能拡張を予定している。

具体的には、eセールスマネージャーRemix CloudからリストアップしたリードにSMPを介してメールを配信する機能、eセールスマネージャーRemix Cloud とSMPの活動履歴を連携し、スコアリングの精度を高める活動履歴連携機能、SMPでの活動履歴をeセールスマネージャーRemix Cloudから参照する機能の拡張を予定している。

シャノンとソフトブレーンの両社は、マーケティングデータからターゲットになる企業の潜在的なニーズなどを把握した上で、営業戦略が構築可能となるよう、マーケティングテクノロジー要素を取り入れた営業支援市場を共同で開拓していくとしている。

eセールスマネージャーRemix Cloudの価格は、クラウドが1ユーザーあたり月額6000円から、オンプレミスまたはホスティングが1ユーザーあたり6万円から。SHANON MARKETING PLATFORM MAパッケージ料金が月額8万4000円から。連携初期設定費用が35万円。(すべて税別)